睡眠についてAbout Sleep

たかが不眠と侮れない
糖尿病や動脈硬化につながる睡眠障害

睡眠に関する悩みはさまざま

寝つきや中途覚醒、日中の眠気など、睡眠に関する悩みはさまざまです。睡眠が浅いと高血圧など生活習慣病の一因となります。
動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞といった血管の病気に繋がりかねません。
気がつかないうちに睡眠時に呼吸が止まっている可能性もあるため、多くの医療機関では睡眠障害と判断する際、問診とご自宅での検査の結果を元に診断が行われます。
なお、ご自宅でできる検査には、保険診療で睡眠時の呼吸状態を原則1晩計測する簡易検査と、簡易検査の結果、医師がより詳しく検査をした方がいいと診断した方には一般的に本検査と呼ばれるポリグラフ検査がございますが、その検査結果を踏まえて、主に睡眠時無呼吸症候群の確定診断が行われます。
そのほか、現時点では保険外診療となりますが、筑波大学の柳沢正史教授が機構長を務めておられる国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)が開発したInSomnograf(インソムノグラフ)という検査デバイスを使って、就寝時に計測する脳波検査がございます。
当社は取引先医療機関に対して、健康診断の一環として、睡眠ドックを導入される場合はInSomnograf(インソムノグラフ)の採用をおすすめしています。

睡眠障害の原因

睡眠障害にはいくつか原因がございます。不眠症は何らかの睡眠障害により、日中に弊害が出ることを言い、寝つきが悪い「入眠障害」、寝ても途中で起きてしまう「中途覚醒」、早朝に目が覚めて二度寝ができない「早朝覚醒」などがございます。
不眠症の原因はさまざまで、ストレス、体の病気、心の病気、薬物、生活習慣、環境などがございます。不眠症の要因としては睡眠時無呼吸症候群、概日リズム睡眠障害、むずむず脚症候群などがあります。睡眠に何らかの問題があり、日中の活動へ支障を来す状態を睡眠障害といいます。

健康・美容には睡眠が
必要不可欠

日本人の死亡原因で上位を占めるのは、がんと老衰を除けば動脈硬化から引き起こされる脳梗塞や心筋梗塞といった血管の病気が多いのです。
動脈硬化を引き起こすのは、高血圧や糖尿病、肥満やストレス、高コレステロール血症や高尿酸血症など。
これらをたどると「睡眠」に行きつくのです。
睡眠障害により交感神経の高ぶりから血圧が上がり、血糖コントロールなども悪化してしまいます。日中のパフォーマンスも落ちるのでストレスも感じます。さらに人間の体調を整える「成長ホルモン」は深く眠っている間に分泌されるのですが、睡眠障害により十分に分泌されません。
肌の修復・再生にも影響しますから、美容的な面でも重要です。

睡眠に不調を感じたら

睡眠障害は単に「眠り」だけの問題ではなく、健康や生命に大きな影響を及ぼします。
夜中に何度も呼吸が止まれば心臓にも負担がかかります。心臓は利尿ホルモンを分泌する臓器でもあることから、夜間頻尿を引き起こすこともあるんです。
睡眠時無呼吸症候群で睡眠が不十分な運転士の方が、飛行機や電車で事故を起こすケースも少なくありません。
睡眠に不調を感じたら「たかが不眠」と放置せずに受診されることを強くお勧めいたします。

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