事業内容Business

クリニックの経営再建・
経営支援業務

レセプト請求は過剰請求については、チェックを受け、差し戻しを受けますが、請求漏れについては、指摘を受けないため、請求漏れによる経営不振のクリニックが散見されます。
また過剰な設備投資により、経営状態が芳しくないクリニックも散見されます。
私たちは、経営不振に陥っているクリニックを１つ１つ原因の分析を行い、改善します。
事務長業務の
アウトソーシングサービス

大病院では、事務長と呼ばれる方が病院の経営状態を管理しておられますが、地域医療機関でもある小規模なクリニックでは、年収800万円～1,200万円もの高額な年収を支払わないと採用できない事務長を採用し、クリニックの経営状態を管理することはできません。
私たちは低コストで顧問先の経営状態を定期的にモニタリングし、必要な対策をご提案申し上げます。
クリニックのDX化の推進

医療機関は、慢性的な長時間労働問題の解消が課題です。
特にカルテや問診表の作成、処方箋の発行、物品の購入手続きなどを人力いわゆるアナログで行っている医療機関は、スタッフの労働時間が長くなる傾向にあります。
医療機関全体でもDX化による業務効率改善の動きは始まっており、1999年にカルテの電子化が認められ、2024年中にレセプトのオンライン請求が義務化されます。
業務のアナログ運用によって長時間労働が増えており、職場環境の悪化や患者の受け入れ態勢にも影響するため、早急に改善すべき課題の1つといえるでしょう。
クリニックのDX化いわゆるデジタル化が進み、慢性的な長時間労働の問題が解消されれば、離職率は下がり、経営基盤は安定すると言えます。
また患者様の待ち時間の短縮にもつながり、結果、より多くの患者様の診察が可能となることから、投資に見合う効果が期待できます。

取り組み

私たちは睡眠医療を通して、居眠り運転による交通事故の撲滅、経営者や労働者の方々がストレスから睡眠障害によりうつ病などを発症しないよう、リスクを抑えるためのマネジメントを行い、取引医療機関とともに皆様に健康で文化的な暮らしを送って頂けるように努めています。

居眠り運転対策

居眠り運転事故の特徴として、高い死亡率が挙げられます。

2012年、関越自動車道で高速ツアーバスが防音壁に衝突して乗客7人が死亡、乗客乗員39人が重軽傷を負った事故は、運転手が自動車運転過失致死傷容疑で逮捕されました。居眠り運転の場合、ブレーキやハンドル操作による危険回避行動がとられず、減速しないまま事故を起こすことが多いことから、高速道路における死亡重症率は他の要因に比べて約4倍以上という調査結果が出ています。また、2018年6月からは、貨物自動車運送事業法などに基づく省令が改正され、バスやトラックを運行する事業者に対して「ドライバーへの睡眠不足のチェック」が義務付けられました。また十分な睡眠を取らず、睡眠時間を削ると脳のパフォーマンスが著しく低下します。

十分な睡眠をとらないと脳の認知機能は著しく低下

ご参考までに6時間睡眠を14日間続けると48時間徹夜したのと同程度の認知機能になると考えられています。¹⁾ 別の研究では、6時間睡眠を10日間続けると24時間徹夜したのと同程度の認知機能になるという研究結果もあります。²⁾

具体的には、認知機能が日本酒を1〜2合飲んだ時の「酔っ払い状態」に相当します。

つまり、毎日6時間睡眠を続けている人は、「毎日徹夜明けで仕事をしている」「お酒を飲みながら仕事をしている」のと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしていると言えます。³⁾⁴⁾ このような状態で運転するとどうなるのでしょうか？

居眠り運転は、勤務形態などにより超過労働となっていて正常な運転ができない状態だと認められれば、「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と規定する道路交通法66条違反にあたります。

違反点数	25点
行政処分	免許取り消し
罰則	3年以下の懲役または 50万円以下の罰金

と厳重な処罰を受けることになります。

危険運転致死傷罪に
問われることも

また睡眠不足が睡眠障害によるもので、そのまま治療もせず放置し、運転をしていれば、危険運転致死傷罪に問われることもあります。

実際に2018年5月、睡眠障害による居眠り運転で事故を起こした男性（60歳）が、危険運転致傷罪の容疑で逮捕されています。
この男性は2018年1月に軽ワゴン車を運転中、睡眠障害が原因と思われる居眠りをして男性をはね、全治約6カ月の重傷を負わせました。
危険運転致死傷罪は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律（通称は自動車運転死傷行為処罰法）」という長い名前の法律の第2条と第3条に規定されています。

罰則	人を負傷させた場合	12年以下の懲役
罰則	人を死亡させた場合	15年以下の懲役

と更に厳重な処罰を受けることになります

自動車事故のリスクは睡眠時間が短いほど高くなる

従業員の方が職務中に起こした事故であれば、会社は使用者責任も問われます。事故を起こした方がプロドライバーであれば、国土交通省より会社が処罰を受けることになる可能性も十分あります。もちろん社会的責任も問われ、最悪の場合、会社の存亡の危機に見舞われる可能性すらあります。

眠くなる最大の原因は睡眠不足です。居眠り運転をしないようにするには、まずは十分な睡眠を取ることが大切です。
運転前夜には、7時間以上眠るのが適切な睡眠時間とされています。睡眠時間が少ないほど居眠り運転の発生確率は高まります。
米高速道路交通安全局と全米自動車協会交通安全財団の調査によると、自動車事故のリスクは、7時間以上の睡眠に比べて6～7時間睡眠では1.3倍、5～6時間の睡眠で1.9倍、4～5時間だと4.3倍、4時間未満では11.5倍になると考えられています。⁵⁾

私たちは居眠り運転による事故が起きないよう、居眠り運転対策を企業様と共に進めて参ります。

（出典：2時間の睡眠不足、自動車事故のリスク倍増　米研究）

健康はまず十分な睡眠時間と良質な睡眠からだと言っても過言ではないでしょう。
前記の居眠り運転対策のページでも述べましたが、毎日6時間睡眠を続けている人は、「毎日徹夜明けで仕事をしている」「お酒を飲みながら仕事をしている」のと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしていると言えるため、企業の業績にも大きく悪影響を及ぼしています。
また睡眠不足によって引き起こされている経済損失が対GDP比でもっとも大きいのは日本で、その額年間約1,380億ドル（約15兆円）にのぼると言われています)。⁶⁾

様々な要因はあるでしょうが、日本がここ数十年もの間、ほとんど経済成長をしていない理由の1つが睡眠負債ではないかと考えています。
私たちは睡眠医療を通して、これらの問題の解決に努めて参ります。

各種イベントの企画と実施

健康経営セミナー、睡眠改善セミナー、看護師や介護者に対するセミナーなど、各種セミナーの実施や啓発イベントを通じて、皆さんの健康維持に寄与できるよう、努めています。
M&Aのサポート業務

他の医療機関を取得するためのM＆Aや取引医療機関の不採算部門となっている一部診療科の事業譲渡など、医療機関の経営再建や経営支援業務に付随する手段として、M&Aのサポートを行います。